エクソソームの導入方法とは?種類と期待できる効果
はじめに肌のエイジングやコンディション低下に悩む女性たちの間で、エクソソームという美容成分が注目を集めています。再生医療の分野で研究が進められてきたこの成分は、近年では美容業界にも導入され、エステやホームケアで取り入れられることが増えてきました。
特に40代以降の肌は、乾燥、小じわ、くすみなどの年齢サインが徐々に顕著になります。これらの肌悩みに対して「表面的なケアだけでは限界を感じている」「根本的に肌の調子を立て直したい」と考える方が増えているなか、肌の再生や細胞の活性にアプローチできるエクソソームの存在は大きな希望と言えるでしょう。
ただし、エクソソームは配合されているだけで劇的な変化をもたらすというわけではなく、導入方法や肌質との相性、使用する美容機器との組み合わせによって、その効果の実感には大きな差が出ます。
ここでは、エクソソームの基本的な知識から、その期待できる美容効果、具体的な導入方法の種類、そして年代に応じた使い方や注意点までをわかりやすくまとめていきます。どのようにエクソソームを取り入れればよいのかを知ることで、日々のスキンケアや美容施術がより効果的なものへと進化していきます。
1. エクソソームとは?エクソソーム(Exosome)とは、細胞から分泌されるごく微小なカプセル状の物質で、サイズはおおよそ30〜150ナノメートル。顕微鏡でも簡単には確認できないほど小さな構造体ですが、その中には細胞間の情報伝達を担うたんぱく質、脂質、mRNA、miRNAなどの生理活性物質が豊富に含まれています。
もともとはがん研究や免疫学、再生医療の分野で注目されていた成分ですが、近年では肌の再生や老化予防への応用が期待され、美容業界でも活発に導入が進められるようになりました。
エクソソームの特徴
エクソソームは「細胞が細胞にメッセージを届ける"カプセル便"」のような働きをしています。細胞から放出されたエクソソームは、周囲の細胞に取り込まれ、その中のメッセージ(情報)が伝達されることで、細胞の活性化や分化、修復といった反応が誘導されます。
この性質は、肌の再生や傷の治癒、炎症の抑制など、美容の観点からも非常に魅力的です。特に老化によって機能が衰えた細胞に対して、再び活性化のきっかけを与える力があるとされ、エイジングケアにおける新たなアプローチとして期待されています。
幹細胞培養液との関係性
美容成分として使用されるエクソソームの多くは、「ヒト幹細胞培養液」から抽出されたものです。幹細胞とは、皮膚や筋肉などあらゆる組織に変化できる"未分化"の細胞で、再生医療のカギを握る細胞として知られています。この幹細胞を培養した液体には、エクソソームをはじめとする成長因子やたんぱく質が多く含まれています。ヒト幹細胞培養液には主に以下のような種類があります。
ヒト脂肪由来幹細胞培養液 | |
ヒト歯髄幹細胞培養液 | |
ヒト神経系幹細胞培養液 |
これらの幹細胞を培養した際に得られるエクソソームは、種類によって含有される成分の特徴が異なり、それぞれに異なる美容効果が期待されます。例えば、脂肪由来エクソソームは肌のボリューム回復やハリ感アップに、神経系由来のものは炎症抑制や鎮静作用に優れているとされています。
美容成分としての安全性と浸透性
エクソソームは非常に小さいナノサイズの構造体であるため、皮膚のバリア層をすり抜けやすく、肌の奥まで成分を届けやすいという特性があります。これは従来の美容成分と比べて非常に優れた点です。
また、体内に元々存在する成分由来であるため、アレルギーリスクが低く、安全性の高い美容成分といわれています。ただし、製造方法や精製度により品質差があるため、製品ごとに信頼性を確認することが重要です。
エクソソームが注目される理由
近年、エクソソームがここまで注目されるようになったのは、美容分野における以下のような特性が評価されているからです。
肌再生を促進する | |
細胞のダメージ修復をサポートする | |
炎症を抑制し、肌トラブルのリスクを軽減する | |
抗酸化作用により、老化の進行を緩やかにする | |
従来の成分よりも深部浸透力に優れる |
こうした複数の働きがあることから、「総合的な肌力を高める成分」として幅広い世代から関心を集めており、化粧品や美容機器との併用、さらには医療美容の現場でも導入が進められています。
応用の広がりと今後の展望
現在、エクソソームは化粧品、美容液、導入美容機器、医療系の再生治療など、さまざまな分野で応用されています。特にエステや美容クリニックでは、エクソソームを導入する専用のメニューを設けるサロンも増えており、その扱い方によって差別化が可能な成分としても活用されています。
今後はさらに、エクソソームの純度や由来別の研究が進むことで、より目的に合わせた成分選定が可能になると予想されています。また、導入方法も進化しており、より効果的に肌に届ける技術の確立が進めば、肌悩みに対するソリューションとしてより信頼性が高まるでしょう。
2. エクソソームの主な効果エクソソームは、肌細胞に必要な情報を伝達する「メッセンジャー」として働くため、従来の保湿・美白成分とは異なり、肌の再生や修復の"起点"に作用する次世代の美容成分として注目されています。
その働きは多岐にわたり、年齢や肌悩みに関係なく、総合的なエイジングケアを実現できることが大きな特長です。ここでは、エクソソームに期待される主な美容効果を分かりやすく整理して紹介します。
1. 肌細胞の活性化と再生促進
エクソソームに含まれる成長因子やRNAは、細胞の修復・増殖をサポートし、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を正常化する働きがあります。特に加齢とともに遅れがちな細胞代謝を整える効果があるため、ハリや弾力を取り戻したい方にとっては非常に重要な機能です。
また、ヒト幹細胞由来のエクソソームは、加齢によって働きが低下した線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、内側からふっくらとした肌へ導きます。
2. 炎症の抑制と肌トラブルの軽減
エクソソームには抗炎症作用があることが分かっており、赤みやニキビ、ゆらぎ肌といったトラブルの軽減にも有効です。特に、以下のような悩みに対して穏やかな改善が期待できます。
ニキビや吹き出物の悪化防止 | |
敏感肌の赤みや炎症の鎮静 | |
アトピー性皮膚炎の症状緩和への補助的なケア | |
マスク生活による慢性的な刺激肌の調整 |
外的刺激に弱い肌に対して、バリア機能の修復を助けることができるのが、他の美容成分にはない大きな特長です。
3. 保湿力の向上と乾燥肌の改善
エクソソームの導入により、皮膚内部の細胞間脂質(セラミドや天然保湿因子)の合成をサポートする効果が期待されています。これは、肌表面だけを保湿する従来の化粧水とは違い、 "肌そのもののうるおう力"を引き上げるというアプローチです。その結果として、以下のような効果が得られやすくなります。
乾燥による小じわの予防・改善 | |
メイクノリの向上 | |
粉ふき肌、つっぱり感の軽減 | |
季節の変わり目のバリア低下に対する耐性向上 |
肌がうるおいを保持する力を内側から高めることが、根本的な乾燥ケアにつながります。
4. メラニン生成抑制による美白効果
エクソソームには、メラニン生成のシグナルを抑える効果もあるとされており、シミ・くすみ・色ムラの改善にもアプローチできます。とくに、紫外線ダメージによる炎症後色素沈着(PIH)や、摩擦刺激によって起こる色ムラなどに対しては、肌全体の明度を引き上げるサポートが期待できます。
また、エクソソームは、美白有効成分と併用することで相乗効果を高められるともいわれており、ナイアシンアミドやアルブチンなどとの組み合わせも人気です。
5. 抗酸化作用による老化抑制
肌老化の大きな要因である「酸化ストレス」に対して、エクソソームは抗酸化酵素の発現を促す働きがあるとされ、老化の進行をゆるやかにする効果も報告されています。具体的には、以下のようなエイジングサインの予防・改善に役立ちます。
たるみや毛穴の開き | |
肌のくすみ(酸化による黄ばみ) | |
小じわやほうれい線の深まり | |
皮膚の弾力低下 |
エクソソームを定期的に取り入れることで、年齢に負けない肌の土台づくりを行うことができるという点も、40代以降の女性にとって大きなメリットです。
6. 傷の修復・ダウンタイムの短縮
近年、美容クリニックでもエクソソームが注目されている理由の一つが、レーザーやピーリング施術後の肌修復を早める働きです。施術後の赤みや薄皮の再生、微細な傷の修復をサポートし、ダウンタイムの短縮に貢献します。
レーザー治療やダーマペン後の赤みの鎮静 | |
皮むけ後の早期回復 | |
ニキビ跡ケアとの併用による効率的な再生促進 |
医療美容と併用するケースも増えており、施術メニューに「エクソソーム導入」が含まれることも珍しくありません。
エクソソームは"多角的に肌を立て直す"成分
エクソソームの魅力は、単一の効果にとどまらず、肌の構造・免疫・代謝・再生といったあらゆる要素に働きかけられる多機能性にあります。単なる保湿や美白ではなく、肌そのものを整え直すという視点から、エイジングケアの基礎として取り入れる価値がある成分です。
3. エクソソームの導入方法とその種類エクソソームの効果を十分に発揮させるためには、いかに肌の奥まで効率よく届けられるかが鍵となります。どれだけ優れた成分でも、肌表面に留まるだけでは本来のポテンシャルを発揮することはできません。
そのため、エクソソームを取り入れる際には「導入方法」が非常に重要になります。ここでは、美容業界や医療の現場で用いられている導入手段の種類と特徴を整理し、どんな人にどの方法が向いているのかを分かりやすくまとめます。
1. エレクトロポレーション(電気穿孔法)
エクソソームの導入方法として、現在最も注目されているのがエレクトロポレーションです。微弱な電気パルスを肌に与えることで、細胞膜に一時的な隙間を作り、美容成分を角質層より深い真皮層まで浸透させる技術です。
特徴
針を使わない非侵襲型の導入方法 | |
分子量の大きいエクソソームも浸透可能 | |
赤みやダウンタイムがほとんどない | |
冷却機能付きの機器もあり、炎症抑制効果が高い |
メリット
施術後の赤みや腫れが少ないため、敏感肌にも対応可能 | |
エステでも導入可能で、継続しやすい | |
肌の深層にまで届ける力が高い |
デメリット
肌の状態や導入液との相性により、効果実感に差が出ることがある | |
1回で劇的な変化を期待するより、継続的な導入が前提となる |
2. ダーマペン・マイクロニードル導入
極細の針で肌に微細な穴を開け、その隙間からエクソソームを浸透させる方法です。創傷治癒力を活用して、肌の修復と再生を同時に促す施術であり、医療クリニックでの利用が多く見られます。
特徴
針による刺激でコラーゲン生成も同時に活性化 | |
ニキビ跡や毛穴の開きの改善にも高い効果 | |
麻酔クリームを使用して行う施術 |
メリット
ダメージを受けた肌の再生に高い効果を発揮 | |
施術直後から吸収効率が非常に高い | |
ハリ・弾力に即効性がある |
デメリット
ダウンタイム(赤み・皮むけ・出血など)がある | |
痛みや刺激が強いため、敏感肌には不向きな場合もある | |
施術後の紫外線対策と保湿管理が重要 |
3. イオン導入(イオントフォレーシス)
微弱な電流を流し、エクソソームを肌に浸透させる方法です。導入できるのは電荷を帯びた成分に限られるため、エクソソームとの相性はやや限定的ではありますが、低刺激で導入しやすい方法として取り入れられることもあります。
特徴
肌表面の導電性を利用して成分を送り込む | |
フェイシャルケアの一環として広く用いられている |
メリット
肌への刺激が非常に少なく、ダウンタイムが不要 | |
ホームケア用の美顔器でも対応可能な機器がある | |
比較的安価で継続しやすい |
デメリット
導入できる分子量に限界がある | |
エクソソーム単体では導入効率がやや落ちるため、他の導入法に比べて効果が弱いことがある |
4. 超音波導入(ソノフォレーシス)
超音波の振動で肌の細胞間をゆるめ、成分の浸透を助ける方法です。電気が苦手な人や、針を使いたくない人向けに使われます。高周波導入との併用も見られます。
特徴
1秒間に数百万回の微振動を与えて角層を一時的に緩める | |
マイルドな導入法で、刺激が少ない |
メリット
痛みや赤みがほとんどない | |
デリケートな肌質の方でも使用しやすい | |
機器によっては表情筋刺激や引き締め効果もある |
デメリット
導入深度が浅めなため、真皮層までの浸透は限定的 | |
エクソソーム単体では力を発揮しきれないことがある |
5. 塗布によるホームケア(美容液・クリーム)
市販の化粧品にもエクソソーム配合の商品が増えてきており、導入機器なしでも毎日取り入れられるのがメリットです。主に脂肪由来エクソソームを用いた美容液やクリームが流通しています。
特徴
洗顔後や導入美容液として日々のスキンケアに取り入れられる | |
朝晩のルーティンで継続しやすい |
メリット
コストを抑えて継続できる | |
敏感肌にも使える処方が多く、刺激が少ない | |
美容クリニックに通わなくても自宅でケアできる |
デメリット
浸透深度が限られるため、成分の浸透効率は導入機器より劣る | |
製品によってエクソソーム濃度や品質に差があるため、慎重な選定が必要 |
目的と肌質に合った導入方法の選択が重要
エクソソームを最大限に活かすには、「どのくらい深く届けたいのか」「肌がどこまで刺激に耐えられるのか」「どのくらいの頻度で導入できるのか」など、自分の目的と肌質を基準に導入方法を選ぶことが重要です。
継続しやすさと安全性を重視するならエレクトロポレーション | |
即効性と深部浸透を求めるならダーマペンなどの医療系導入 | |
コストを抑えて毎日使いたいなら塗布型の化粧品 |
このように、それぞれの特徴を理解しながら導入方法を選ぶことで、エクソソームの効果をしっかりと引き出すことができます。
4. 40代女性におすすめのエクソソームの導入方法40代に入ると、肌の変化はより明確に感じられるようになります。ハリや弾力の低下、乾燥による小じわ、目元・口元のたるみ、そして肌のくすみや不均一な色ムラなど、「老化の兆し」が複合的に現れてきます。
これらのエイジングサインに対して、エクソソームは細胞レベルで働きかけることができるため、40代の肌にこそ最も適したアプローチの一つと言えるでしょう。ただし、導入方法を間違えたり、自分の肌状態に合わない施術を選んでしまうと、期待した効果を得られないどころか逆効果になる場合もあります。
ここでは、40代女性が無理なく・効果的にエクソソームを導入するためのおすすめの方法を、肌悩み別に紹介します。
1. 総合的なエイジングケアを目指す人には「エレクトロポレーション」
肌のハリ・キメ・弾力・乾燥・くすみなどを一度にケアしたい40代には、バランスの取れた導入効果をもつエレクトロポレーションが最もおすすめです。針を使わず痛みがなく、週1回~月2回程度の定期的な施術で、細胞再生を促しながら徐々に肌質改善が見込めます。
こんな人に向いています
全体的に肌がしぼんできたと感じる | |
部分的なくすみやごわつきが気になる | |
敏感肌で刺激のある施術が不安 | |
続けられる価格帯と通いやすさを重視したい |
特に、ヒト脂肪由来や神経系幹細胞エクソソームと組み合わせた導入は、ハリやうるおい、バリア機能の回復に大きく貢献します。
2. 小ジワ・たるみが目立ってきた人には「ダーマペンやマイクロニードル導入」
目元や口元の小ジワ、フェイスラインのたるみといった構造的なエイジングサインには、再生促進の刺激を与える針系の導入方法が効果的です。ダメージを与えて回復させる過程でコラーゲンが生成され、エクソソームによる修復効果と合わさって、肌がぐっと引き締まる実感が得られやすくなります。ただしダウンタイムがあるため、肌の体力や生活スタイルに余裕のある人向きです。
こんな人に向いています
しっかりと結果を出したい | |
イベント前に肌を整えたい | |
医療機関での管理下で施術を受けたい | |
年齢肌に積極的な再生アプローチをしたい |
3. 乾燥・ゆらぎ肌が慢性的な人には「超音波導入 or ホームケア」
乾燥・かゆみ・赤みなどの慢性的なバリア機能低下が気になる40代には、優しく確実に成分を届けられる方法が適しています。超音波導入は物理的刺激が少なく、エクソソームの浸透を穏やかにサポートする手段として有効です。
また、塗布型のエクソソーム美容液やクリームを毎日使うことも、負担をかけずに肌再生を促す有効な方法です。導入機器に比べて即効性は劣るものの、日々の積み重ねによって肌の基礎力を高めることができます。
こんな人に向いています
敏感肌、アトピー体質など刺激に弱い | |
サロンに通う時間が取りづらい | |
日々のスキンケアに美容成分を加えたい | |
刺激のない範囲で肌再生をサポートしたい |
4. 予算・時間に制限がある人には「家庭用エレクトロポレーション美顔器」も選択肢に
近年では、自宅で使用できるエレクトロポレーション機器も数多く登場しています。プロ機器ほどの出力はありませんが、市販のエクソソーム配合美容液と併用することで、ホームケアでも十分な効果を実感している人が増えています。週に2〜3回の使用を習慣化すれば、肌の基礎力が少しずつ底上げされていきます。
こんな人に向いています
サロンやクリニックが近くにない | |
人目を気にせずケアしたい | |
継続して使える機器を探している | |
短時間で済ませたい |
40代の肌には「攻めと守りを両立できる導入方法」が最適
40代の肌は、単に年齢を重ねただけではなく、仕事・育児・更年期・睡眠・ストレスなど、外的・内的要因の影響が複雑に重なっている状態です。だからこそ、強すぎる刺激ではなく、細胞にそっと働きかけながら肌力を高めていく導入方法が適しています。
エクソソームは、まさにそのようなアプローチにふさわしい成分です。導入方法を正しく選び、肌の状態を見ながら継続して取り入れていくことで、40代の肌はまだまだ美しく変わることができます。
5. エクソソーム導入時の注意点エクソソームは非常に優れた美容成分でありながら、導入の方法や肌の状態によっては、本来の効果が発揮できなかったり、逆に肌トラブルを引き起こしてしまうリスクもあります。どれだけ優れた成分でも、「使い方次第」で効果も結果も大きく変わるため、導入時の注意点を正しく理解しておくことが大切です。
ここでは、エクソソーム導入に際して知っておきたい注意点を、使用前・使用中・使用後の3つのタイミングに分けて解説します。
1. 使用前の注意点:肌のコンディションを必ず確認する
エクソソームは肌の再生をサポートする成分ですが、導入前の肌状態が極端に不安定であれば、効果を十分に発揮できなかったり、思わぬ刺激となることがあります。以下のような状態では、導入を控える判断が必要です。
ニキビが炎症を伴って悪化している | |
赤みやかゆみが強く、敏感になっている | |
日焼け直後で肌に熱感が残っている | |
生理前や体調不良などで肌が揺らいでいる |
施術当日は無理に行わず、肌が落ち着いてから導入を行った方が、効果的でトラブルも少なく済みます。肌の声に耳を傾けてスケジュールを調整することが、何よりの予防策です。
2. 導入時の注意点:施術方法や出力レベルの確認を怠らない
エクソソームを肌に導入する際には、使用する機器や導入液の種類、施術者のスキルによって結果に差が出るため、下記の点を事前に確認しておくことが重要です。
使用されるエクソソームの種類と濃度(脂肪由来/神経由来など) | |
保存方法(冷蔵・凍結)や開封後の管理状況 | |
導入機器の種類(エレクトロポレーション、マイクロニードルなど) | |
出力や刺激の強さを肌質に合わせて調整してくれるか | |
衛生管理が徹底されているか(使い捨てチップ・手袋使用など) |
特に初めて導入を受ける場合は、パッチテストや低出力での試験導入を提案してくれるサロン・クリニックを選ぶことが望ましいです。
3. 使用後の注意点:アフターケアを徹底する
導入直後の肌は、一時的にバリア機能がゆるみ、成分が深く浸透しやすい状態になっています。これは同時に、紫外線や摩擦、刺激にも非常に敏感になっている状態を意味します。導入後のケアで気をつけたいポイントは次のとおりです。
日焼け止めは必ず使用し、紫外線を直接浴びないようにする | |
洗顔やクレンジングは摩擦を避けてやさしく行う | |
アルコール入り化粧水や美白系の高刺激美容液は一時的に避ける | |
セラミドやヒト幹細胞培養液など、バリア機能を補う保湿成分を中心にケアする | |
施術直後の入浴・運動・飲酒などは血流が高まり赤みを悪化させる可能性があるため控える |
また、肌が赤くなったりヒリヒリする、かゆみが引かない、ブツブツが出てきたといった場合は、自己判断で放置せず、速やかに専門医や施術者に相談することが大切です。無理な我慢は肌に負担を残すだけでなく、色素沈着など後のトラブルにもつながりかねません。
4. 導入成分や製品の品質にも注意を払う
現在、市販のエクソソーム配合商品は多く出回っており、パッケージや広告の印象だけで選んでしまうと、実際には濃度が極めて低かったり、エクソソームの構造が壊れていたりするケースも存在します。信頼できる製品を選ぶためには、以下の点を確認しましょう。
成分表示に「エクソソーム」や「ヒト幹細胞由来エクソソーム」などの記載がある | |
国内外の製造元や抽出方法が明記されている | |
保存状態が適切に管理されている(冷蔵保管など) | |
第三者評価や臨床データなどが公開されているか |
安価なものには理由があるということを忘れずに、価格だけで選ばず、成分の安全性と信頼性を重視することが、安全で効果的なエクソソームケアへの第一歩です。
過信せず、正しい知識で肌と向き合うことが大切
エクソソームは素晴らしい可能性を秘めた美容成分ですが、過剰な期待や誤った使い方によってトラブルが起きてしまえば、その魅力も十分に活かされません。
肌の状態を見極めて導入時期を選ぶ | |
信頼できる施術者・製品を選ぶ | |
導入後は肌を守るケアを徹底する |
この3つの基本を守りながら、自分の肌にとって最適な使い方を見つけていくことで、エクソソームは「肌の再生力を高めるパートナー」として、長く安心して活用していける存在になるはずです。
まとめエクソソームは、美容医療とスキンケアの進化を象徴するような成分として注目されています。細胞間の情報伝達を担い、肌の再生、修復、抗炎症、保湿、美白、抗酸化など、多角的に作用するこの成分は、加齢やストレス、生活習慣の影響で衰えがちな40代以降の肌にとって、非常に頼もしい味方です。
ただし、エクソソームの効果を最大限に引き出すためには、正しい導入方法を選ぶことが重要です。肌悩みやライフスタイルに合わせて、以下のような選択肢を検討するのが効果的です。
肌全体の質を整えたい方は、非侵襲かつ浸透力に優れたエレクトロポレーション | |
シワやたるみの根本ケアをしたい方は、再生力を引き出すダーマペンやマイクロニードル導入 | |
乾燥や敏感肌に悩む方は、刺激が少なく日常的に続けやすい超音波導入や塗布型アイテム | |
自宅ケアを重視する方は、信頼性のある美容液と家庭用美顔器の併用 |
導入にあたっては、使用前・施術中・施術後のそれぞれで注意点があります。肌の状態をよく観察し、体調や季節などの変化にも柔軟に対応しながら取り入れていくことが、長期的に見たときの効果を大きく左右します。
また、製品選びや施術者とのコミュニケーションも非常に大切です。エクソソームは繊細で高機能な成分だからこそ、品質や管理体制が結果に直結します。
過剰な期待に頼るのではなく、肌との対話を大切にしながら、丁寧にエクソソームを取り入れていく。この積み重ねが、年齢を重ねても美しく健やかな肌を育てる近道となります。
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