基礎化粧品における対処治療と根本治療

基礎化粧品における対処治療と根本治療

基礎化粧品は、肌トラブルの予防や改善に欠かせないアイテムです。その効果は、対処治療と根本治療の両面によってもたらされます。
では、それぞれがどのような役割を果たすのでしょうか。


基礎化粧品における対処治療とは

対処治療
対処治療は、既に生じている肌トラブルに対処するためのスキンケアです。乾燥や肌荒れ、シミ、小ジワなど、特定の問題に対して的確なケアを行うことが必要です。

医薬部外品なども対処治療にあたり、根本治療用の医薬部外品は基本的にありません。これは、日本の研究が遅れており、根本治療の成分が医薬部外品成分としての認可がまだ進んでいないことに起因しています。一昔前までのスキンケアは、この対処治療の化粧品しかありませんでした。


対処治療の代表的な成分

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、肌の保湿やハリを保つために非常に重要な成分です。分子内に大量の水分を保持する能力があり、肌に塗布すると皮膚の表面に水分を引き寄せ、保湿効果を発揮します。

効能
乾燥による肌荒れや小じわの改善や肌のハリや弾力を保持、皮膚の再生や修復を促進、肌のバリア機能向上による皮膚の炎症を抑制など様々な効果があります。

グリチルリチン酸2K

グリチルリチン酸2Kは、甘草由来の成分で化粧水、美容液、クリームなどのさまざまなスキンケア製品に配合されています。

効能
抗炎症作用で肌の赤みや炎症を引き起こす原因である炎症性物質の産生を抑えることで、敏感肌や肌荒れの症状を軽減します。肌荒れや敏感肌の方、日焼けやシミが気になる方、乾燥肌の方など、さまざまな肌悩みを持つ方にとって有効な成分です。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、ビタミンCの安定した形態であり、日々のスキンケアに取り入れることで、肌の明るさや透明感を取り戻し、健康で美しい肌を保つことができます。

効能
抗酸化作用や美白効果で、紫外線やストレスから肌を守る作用とメラニンの生成を抑制して既存のシミやそばかすの薄れを促進、肌の老化やダメージを防いで若々しいツヤのある肌を保つのに役立ちます。

基礎化粧品における根本治療とは

根本治療
肌の健康や美しさを保つための基盤を整えることを指し、現代のスキンケアルーティンにおいて重要な役割を果たします。

主に表皮と真皮の両方を活性化させる成分が配合されており、肌の内部でコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの肌組織を作る手助けをします。つまり、肌の状態を若い頃のようなターンオーバーの整った理想的な状態にしてくれるのです。


根本治療の代表的な成分

エクソソーム特定の細胞から分泌されるエクソソームには、細胞増殖や修復を促進する因子が含まれており、損傷した組織の修復や再生に役立つと研究が進んでいます。スキンケア効果における特長として細胞間通信能による肌細胞の活性化や再生の促進や、含有する細胞外シグナル伝達物質や成長因子が肌の健康維持や再生プロセスに重要な役割を果たします。
グロースファクターエクソソームは、一昔前にはその安全性に関する懸念も浮上していましたが、医療応用が進んだ最近の研究ではエクソソームの安全性と有効性に関するさまざまな側面が評価されています。これらの研究・評価によりエクソソームが生体内で安全に取り込まれるようになり、細胞間通信や治療効果の発展につながっています。特に海外では安全性の研究が進んでおり、再生医療現場で実際に利用されています。
ヒト由来幹細胞培養液エクソソームの安全性に関する研究は、新たなテクノロジーや解析方法の開発にも貢献しています。例えば、エクソソームの組成や機能を評価するための新しいバイオマーカーやイメージング技術が開発されています。これらの技術の進歩により、エクソソームの安全性評価や品質管理がさらに向上する可能性があり、細胞間通信や治療薬の開発において重要な役割を果たしています。

基礎化粧品における根本治療と対処治療は、肌トラブルの対処と予防、改善するために欠かせない要素です。日々のスキンケアルーティンにおいて、適切な根本治療と対処治療を組み合わせることで、より健康で美しい理想的な肌を保つことができます。

自分の肌の状態や悩みに合わせて、適切な基礎化粧品を選ぶことが重要です。特にこれからは対処治療では手が届かない根本治療のスキンケアが主流になっていくと考えられており、積極的な使用をおすすめします。

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