幹細胞培養液の副作用リスクを防ぐ3つの確認ポイントとは

幹細胞培養液の副作用リスクを防ぐ3つの確認ポイントとは

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「幹細胞培養液を導入したいけれど、副作用が心配で一歩踏み出せない」--そんなご相談を、サロンオーナーの皆さまから数多くいただきます。話題の成分だからこそ導入したい一方で、お客様の肌トラブルにつながったら取り返しがつかない、という不安は当然のものです。

実は幹細胞培養液の副作用リスクは、正しい知識と確認ポイントさえ押さえておけば、大きく減らすことができます。逆に言えば、この部分を曖昧にしたまま導入してしまうサロンほど、後々のトラブルに悩まされがちなのです。

この記事では、副作用が心配される理由から幹細胞培養液の基礎知識、トラブルを未然に防ぐ3つの確認ポイント、さらに安全性を高めるカウンセリング・施術設計、そして安全性への取り組みを差別化と高単価化につなげる方法まで、順を追って解説します。

幹細胞培養液の導入で「副作用が心配」というサロンが増えている理由

問い合わせが増える一方で拭えない安全性への不安

ここ数年、幹細胞培養液を使った美容メニューへの問い合わせは右肩上がりに増えています。肌再生やハリ・弾力への効果が口コミやSNSで広がり、「うちのサロンでも導入したい」というオーナー様の声を多く耳にするようになりました。

その一方で、実際に導入を検討する段階になると、必ずと言っていいほど浮かび上がってくるのが安全性への不安です。「アレルギー反応が出たらどうしよう」「お客様の肌トラブルに責任を持てるだろうか」--こうした声は決して珍しいものではありません。

実際、幹細胞培養液のサロン導入における安全性は、価格や効果と同じくらい重要な検討事項です。特に敏感肌や既往歴のあるお客様に対しては、事前の幹細胞培養液のアレルギーチェックやパッチテストを怠らないことが信頼構築の第一歩になります。パッチテストを省略してしまうと、施術後に赤みやかゆみといった反応が出た際、原因の特定や対応が難しくなり、サロンの信用問題に発展しかねません。

問い合わせの増加は喜ばしいことですが、その裏側にある「安全性への不安」にきちんと向き合う姿勢こそが、選ばれるサロンとそうでないサロンを分ける分岐点になっています。

正しい知識がないまま導入してしまうリスク

もう一つ見過ごせないのが、正しい知識のないまま導入してしまうケースが少なくないという現実です。幹細胞培養液は成分の由来やドナーの管理体制によって品質に差が出るため、価格の安さだけで仕入れ先を決めてしまうと、思わぬトラブルにつながることがあります。

たとえば、次のような基礎知識を持たずに導入してしまうと、施術後のリスク管理が後手に回ります。

  • 幹細胞培養液のドナー品質管理がどこまで徹底されているか(提供者の健康状態や検査体制の確認)
  • 妊娠中・授乳中・皮膚疾患のある方など、幹細胞培養液のエステにおける禁忌事項の把握
  • 万が一の幹細胞培養液のトラブル対応とカウンセリングフローが整っているか

なお、幹細胞培養液の導入に資格は不要ですが、それは「知識が不要」という意味ではありません。むしろ資格制度がないからこそ、サロン側が自主的に正しい情報を学び、お客様に説明できる体制を整えることが求められます。知識不足のまま見切り発車で導入すると、効果を実感してもらえないばかりか、思わぬクレームや信頼低下を招くリスクがあることを、まずは理解しておく必要があります。

副作用リスクを防ぐために知っておきたい幹細胞培養液の基礎知識

幹細胞培養液とはどのような成分なのか

幹細胞培養液とは、幹細胞を培養する過程で分泌される成長因子やサイトカイン、アミノ酸などを豊富に含んだ液体成分のことです。幹細胞そのものを肌に与えるわけではなく、幹細胞が持つ「肌を生まれ変わらせる指令」だけを抽出したエキスと考えるとイメージしやすいでしょう。線維芽細胞の働きを活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、ハリ・弾力・ツヤといった実感につながる点が大きな特徴です。近年はエイジングケア分野での需要が高まり、フェイシャルメニューへの導入を検討するサロンも増えています。ただし成分の由来や製造管理体制によって品質にはばらつきがあり、幹細胞培養液をサロンへ導入する際の安全性をどう担保するかが、経営者にとって避けて通れないテーマになっています。まずは成分の基本を正しく理解することが、リスク管理の第一歩です。

神経由来と脂肪由来、それぞれの特徴と組み合わせる価値

幹細胞培養液には由来となる組織によっていくつかの種類があり、神経由来・脂肪由来のほか、臍帯血由来や歯髄由来なども知られています。中でも神経由来は肌の再生力やハリ・弾力の改善、創傷治癒のサポートにおいて高い効果が報告されており、ダメージを受けた肌の立て直しに強みを発揮します。一方の脂肪由来は流通量が多く、これまでの臨床データや使用実績が豊富に蓄積されているため、安定した供給と信頼性を求めるサロンにとって心強い選択肢です。この二つは特性が異なるからこそ、組み合わせて使うことで価値が高まります。神経由来による効果実感の高さと、脂肪由来による安定供給という両方の強みを掛け合わせれば、施術の再現性とサロンとしての信頼性を同時に高めることができるのです。

ヒト幹細胞培養液には、脂肪由来・神経由来・臍帯血由来・歯髄由来など複数の種類があります。中でもおすすめは「神経由来」と「脂肪由来」の2つです。
神経由来は、肌再生や創傷治癒、ハリ・弾力改善といった"結果が出やすい領域"で特に高い効果を発揮することが臨床現場で実感されています。一方の脂肪由来は市場に広く流通しており、実績と入手性の高さが魅力です。この2つを組み合わせることで、神経由来ならではの効果実感と、脂肪由来の安定した供給・実績を両立でき、サロン導入において非常にバランスの良い選択となります。
なお、いずれの由来を選ぶ場合も、提供者の安全性・品質を確認する「ドナーチェック」が非常に重要です。詳細についてはこちらをご覧下さい。

ドナーの安全性と品質管理が結果を左右する

幹細胞培養液の品質を語るうえで欠かせないのが、ドナー(提供者)の安全性と品質管理体制です。どれほど成分自体が優れていても、採取から培養、製造までの過程で管理が甘ければ、肌トラブルのリスクは高まってしまいます。導入前には、製造元がドナーの健康状態や検査体制をどのように確認しているか、しっかり把握しておくことが大切です。あわせて現場では、初回施術前のパッチテストの実施、既往歴やアレルギー体質の有無を確認するカウンセリング、赤みや炎症がある肌への使用を避けるといった禁忌事項の把握も欠かせません。万が一異常が出た場合の対応フローをあらかじめ決めておくことも、お客様の安心とサロンの信頼を守るうえで重要なポイントです。なお幹細胞培養液の取り扱いに国家資格などは必要とされていませんが、だからこそ知識に基づいた自主的な品質確認が、サロンの差別化にもつながっていきます。

トラブルを未然に防ぐ3つの確認ポイント

パッチテストでアレルギーの有無を確認する

幹細胞培養液を安全にサロン導入するうえで、まず欠かせないのがパッチテストです。幹細胞培養液には成長因子やサイトカインなど、肌に働きかける多様な成分が含まれています。効果が高いということは、それだけ肌への作用も強いということ。まれに赤み・かゆみ・腫れといった反応が出るお客様がいらっしゃるのも事実です。

施術の数日前に前腕の内側など目立たない部位へ少量を塗布し、24~48時間ほど時間を置いて反応の有無を確認する。この一手間が、幹細胞培養液のアレルギーによるトラブルを未然に防ぐ最も確実な方法です。特に初回のお客様、アレルギー体質を自覚されている方には必ず実施をおすすめします。パッチテストの結果は問診票に記録し、次回来店時にも参照できるようにしておくと安心です。

なお、幹細胞培養液の導入に特別な資格は不要ですが、だからこそサロン側が正しい知識を持ち、パッチテストを標準の手順として組み込んでおくことが、お客様からの信頼につながります。幹細胞培養液のサロン導入における安全性は、こうした地道な確認作業の積み重ねによって支えられているのです。

禁忌事項をカウンセリングでしっかり伝える

パッチテストと同じくらい重要なのが、施術前のカウンセリングです。幹細胞培養液のエステ施術における禁忌事項を、お客様にわかりやすく説明できているかどうかが、トラブル対応の分かれ道になります。

確認しておきたい主な項目は以下の通りです。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 皮膚に炎症や傷、感染症がある部位への使用
  • 重度のアレルギー既往歴がある方
  • 抗がん剤治療など免疫に影響する治療を受けている方
  • 過去に美容成分で強い反応が出た経験がある方

これらを問診票に落とし込み、口頭でも丁寧にヒアリングすることで、施術可否の判断がぶれなくなります。カウンセリングは単なる形式的な手続きではなく、お客様の安全を守る最初の砦だと捉えて設計することが大切です。幹細胞培養液のトラブル対応は、施術後の処置だけでなく、こうしたカウンセリングの段階からすでに始まっていると考えておきましょう。

施術中・施術後の変化に気づける体制を整える

どれだけ事前確認を徹底しても、体調やその日のコンディションによって反応が出る可能性はゼロにはできません。だからこそ、施術中・施術後の変化にいち早く気づける体制づくりが求められます。

施術中はお客様の顔色や肌の様子をこまめに観察し、「かゆみ」「熱感」「ピリピリ感」などの違和感がないか声をかけながら進めましょう。施術後も数分は肌の様子を確認し、赤みが強く出ていないかチェックしてからお見送りするのが理想です。

万が一異常が見られた場合に迷わず動けるよう、対応フローをあらかじめステップとして言語化し、スタッフ全員で共有しておくことが欠かせません。目安としては、次のような流れを一枚のマニュアルにまとめておくとよいでしょう。

ステップ対応内容目安のタイミング
①冷却赤み・熱感が出た部位を保冷剤で冷却し、症状の進行を抑える気づいた直後、すぐに開始
②経過観察冷却しながら症状の変化を継続的に確認する冷却開始から5~10分
③受診案内冷却しても赤みやかゆみが15分以上引かない場合、または腫れ・水疱など強い反応が見られる場合は、速やかに医療機関への受診を案内する冷却開始から15分経過時点が判断の目安
④記録発生日時、症状の部位と程度、使用した製品ロット、行った処置を問診票やカルテに記録する対応と並行して、または対応後すぐ
⑤フォロー連絡お客様に翌日以降、症状が落ち着いているか電話やメールで確認する施術当日の夜~翌日中

このように段階と時間の目安を明確にしておけば、施術担当者が慌てず対応でき、初めて対応するスタッフでも同じ品質の対応が取れるようになります。記録を残しておくことは、再発防止だけでなく、後日お客様から問い合わせがあった際にも正確に状況を説明できる材料になります。

加えて、使用する幹細胞培養液そのものの品質も重要な要素です。幹細胞培養液のドナーの品質管理がどのように行われているか、健康状態のスクリーニングや培養環境の衛生管理が適切かどうかを仕入れ先にしっかり確認し、トレーサビリティの取れた製品を選ぶことが、トラブル予防の土台になります。こうした一つひとつの積み重ねが、お客様に安心して通っていただけるサロンづくりにつながっていきます。対応フローとカウンセリングの精度を高めておくことは、結果としてサロンの信頼と売上を守ることにも直結するのです。

安全性を高めるカウンセリングと施術設計の実践法

初回カウンセリングで確認すべき項目

幹細胞培養液を用いた施術で最も重要なのは、事前のカウンセリングをどれだけ丁寧に行えるかという点です。幹細胞培養液をサロンへ導入する際の安全性を高めるためには、施術前の情報収集を怠らないことが何より大切だといえます。

まず確認したいのが、お客様の肌質やアレルギー歴、現在治療中の疾患や服用中の薬の有無です。特にアレルギーの有無を見極めるパッチテストは必須の工程として位置づけましょう。腕の内側などの目立たない部位に少量を塗布し、24~48時間程度の反応を確認してから本施術に進むことで、思わぬ肌トラブルを未然に防ぐことができます。

また、妊娠中や授乳中のお客様、金属アレルギーをお持ちの方、皮膚に炎症や傷がある方については、施術を控えるべき禁忌事項として明確にリスト化しておくと安心です。

  • 既往歴・アレルギー歴の聞き取り
  • パッチテストの実施と結果記録
  • 妊娠・授乳中や皮膚疾患の有無の確認
  • エステでの施術における禁忌事項の共有と同意取得

こうした確認項目をカウンセリングシートに落とし込み、スタッフ全員が同じ基準で判断できる体制を整えることが、安全なサロン運営の土台になります。

エレクトロポレーションと組み合わせた施術設計

幹細胞培養液の効果を最大限に引き出すには、成分をいかに肌の深部へ届けるかが鍵になります。そこで注目したいのがエレクトロポレーションとの併用です。イオン導入と比較して約20倍の浸透力を持つとされ、美容成分を真皮層まで届けられる点が大きな強みです。

ただし、機器選びを誤ると効果にも安全性にも差が出てしまいます。クリニックのエレクトロポレーション同様に、モノポーラ式で、ホットモードとクールモードが搭載された機器を選ぶことが望ましいでしょう。

項目モノポーラ式マルチポーラ式
浸透深度真皮層まで届く表皮~浅い真皮層まで
出力の細かさ出力を細かく調整できる機器が多い出力調整の幅が限定的
適した用途集中ケア・エイジングケア広範囲の軽いケア

クリニックが使っているエレクトロポレーションとエステサロンが使っているエレクトロポレーションの決定的な違い

肌状態に応じてホットモード・クールモードを使い分けることで、赤みや刺激感を抑えながら成分浸透を高める施術設計が可能になります。

万一のトラブル時に慌てないための対応フロー

どれだけ丁寧なカウンセリングを行っても、まれに赤みやかゆみといった反応が出ることがあります。大切なのは、起きてしまった後の対応をあらかじめ決めておくことです。トラブル発生時にどう対応するかをカウンセリングの段階でお客様へ説明しておくことで、不安を最小限に抑えられます。

いざという時に現場のスタッフが迷わず動けるよう、次の5つのステップを自店の対応マニュアルとしてそのまま落とし込んでおくことをおすすめします。

  • ①症状確認:赤み・かゆみ・腫れなど反応の種類と範囲を目視で確認し、お客様に痛みやしびれの有無を必ず口頭で確認する
  • ②応急処置(冷却):清潔な保冷剤やタオルで患部を冷却し、症状の進行を抑える。無理に触れたり成分を拭き取ろうとしたりしない
  • ③医師受診案内の要否判断:冷却後も改善が見られない、または症状が広がる場合は速やかに皮膚科受診を案内する。自己判断で「様子見」を続けないことが重要です
  • ④カウンセリングシートへの記録:症状の状態を写真で記録し、使用した幹細胞培養液のロット番号や施術内容とあわせてカウンセリングシートに残しておく
  • ⑤後日のフォロー連絡:施術翌日~数日以内にサロン側から連絡を入れ、症状の経過を確認する。改善していない場合は再度受診を促す

この一連の流れをスタッフ間で共有し、誰が対応しても同じ判断ができるようにしておくことが、お客様の安心とサロンの信頼を守ることにつながります。緊急連絡先の共有や記録の保管についても、この5ステップの中に組み込んでおくと運用しやすいでしょう。

さらに、原料となる幹細胞培養液そのものの品質にも目を向けたいところです。ドナーの健康状態や検査体制がどれだけ管理されているかは、トラブル発生率に直結する重要な要素です。品質管理が徹底された培養液を選ぶことが、結果的にサロンの信頼を守ることにつながります。

なお、幹細胞培養液の導入自体に特別な資格は必要ありませんが、だからこそ経営者自身が正しい知識を持ち、安全性への意識を高めておくことが求められます。

安全性への取り組みをサロンの差別化と高単価化につなげる方法

安全性への取り組みは、コストではなくサロンの資産として捉え直すことができます。幹細胞培養液のサロン導入における安全性をどれだけ丁寧に積み上げてきたかは、そのまま他院との差別化ポイントになり、価格競争から抜け出す武器になります。ここでは、安全対策を「伝える」「価格に乗せる」という2つの視点から、具体的な金額のイメージも交えて考えてみましょう。

「安心して任せられるサロン」という価値の伝え方

お客様が幹細胞培養液の施術を選ぶとき、実は成分の効果以上に「このサロンは信頼できるか」を無意識に判断しています。だからこそ、幹細胞培養液のアレルギーやパッチテストへの取り組みを、施術前の説明資料やカウンセリングシートで具体的に見せることが大切です。

  • 事前パッチテストの実施フローを明文化している
  • 幹細胞培養液のドナーの品質管理について説明できる体制がある
  • 既往歴・アレルギー歴を踏まえた幹細胞培養液のエステでの禁忌事項の確認を徹底している

こうした取り組みを「当たり前にやっていること」で終わらせず、カウンセリング時にきちんと言葉にして伝えることで、お客様が安心して任せられるサロンという印象が生まれます。SNSやカウンセリングシートに落とし込むだけで、価格競争ではない選ばれ方ができるようになります。

安全対策をメニュー価格に反映させる考え方

安全への取り組みには、当然ながら時間もコストもかかります。パッチテストの実施時間、カウンセリングの丁寧さ、幹細胞培養液のトラブル対応やカウンセリング体制の整備は、すべて「見えないコスト」として日々発生しているものです。これらを無償のサービスとして扱ってしまうと、経営を圧迫するだけでなく、価値そのものが伝わりにくくなってしまいます。

では実際、いくらくらいを目安に価格へ反映させればよいのでしょうか。多くのサロンで採用されている考え方として、まず初回カウンセリングとパッチテストをセットにした料金設定があります。初回カウンセリング+パッチテスト料として2,000~3,000円を別途設定することで、丁寧な事前確認そのものを「価値ある工程」として位置づけることができます。さらに、ドナー品質管理された幹細胞培養液を使用していることや、トラブル対応体制を整えていることをきちんとアピールできれば、通常メニューよりも1回あたり3,000~5,000円の単価アップは十分に実現可能な範囲です。

取り組み内容価格反映の考え方目安となる価格例
パッチテスト・事前カウンセリング初回料金やカウンセリング料に組み込む2,000~3,000円を別途設定
ドナー品質管理された培養液の使用施術単価の根拠として明示する通常メニュー+3,000~5,000円
トラブル時のアフターフォロー体制安心保証としてメニューに付加価値化する保証パック等で+1,000~2,000円

もちろんこれらはあくまで目安であり、地域相場や客層によって調整は必要です。ただし「安全対策=無料サービス」という発想のままでは、いつまでも価格競争から抜け出せません。安全対策は「削れるコスト」ではなく「価格の根拠」として位置づけることで、無理な値引きに頼らない経営が可能になります。エステサロンでの幹細胞培養液の導入に資格は不要ですが、だからこそ独自の安全基準を持つサロンほど、価格に説得力を持たせやすいのです。安心・安全への投資を数字と言葉の両方で見せていくことが、これからの高単価化戦略の土台になります。

よくある質問

Q. 幹細胞培養液をサロンに導入する際、安全性の面でまず何を確認すればよいですか?

A. もっとも大切なのは、成分そのものの品質と、施術前後のカウンセリング体制の両方を整えることです。幹細胞培養液のサロン導入における安全性は、機器の出力調整や施術者の技術だけでなく、どのようなドナーから採取された成分を使用しているかによって大きく左右されます。信頼できる製造元では、ドナーの健康状態や生活歴を厳しく審査したうえで培養液を精製しており、こうした工程を経た製品かどうかを見極めることが、トラブルを未然に防ぐ第一歩になります。仕入れ先を選ぶ際は、成分表や製造工程の説明を求め、納得できるまで質問する姿勢を持ちましょう。

Q. アレルギー反応が心配です。パッチテストは必須ですか?

A. 施術には資格は不要ですが、お客様の安全を守るためには事前のパッチテストを習慣化することを強くおすすめします。幹細胞培養液は微細なたんぱく質やサイトカインを含むため、ごくまれに赤みやかゆみといった反応が出る方がいらっしゃいます。施術の2~3日前に腕の内側など目立たない部位に少量を塗布し、異常がないかを確認してから本施術に進むことで、当日のトラブルをほぼ防ぐことができます。カウンセリングシートに既往歴やアレルギー歴を記入してもらい、口頭でも丁寧にヒアリングすることが、信頼関係の構築にもつながります。

Q. 施術を避けるべきケース(禁忌事項)はありますか?

A. あります。以下のような状態のお客様には、施術を控えるか医師への相談を促すことが望ましいでしょう。

禁忌となる状態理由
妊娠中・授乳中成分の影響についてのデータが十分でないため
重度の皮膚炎・傷がある部位バリア機能が損なわれ、刺激が強く出る可能性があるため
悪性腫瘍治療中・既往のある方成長因子の作用による影響が懸念されるため
アレルギー反応の既往がある方パッチテストの結果を重視し慎重に判断するため

こうした禁忌事項をあらかじめメニュー表やカウンセリングシートに明記しておくことで、施術者側の判断ミスを防ぎ、お客様にも安心して施術を受けていただけます。

Q. 万が一、施術後に肌トラブルが起きた場合はどう対応すればよいですか?

A. まず落ち着いて症状を確認し、冷却などの応急処置を行いながら、必要に応じて皮膚科への受診を案内してください。日頃からトラブル発生時の対応フローとカウンセリング記録を整えておくことが、サロンの信頼を守るうえで非常に重要です。施術前の同意書やカウンセリング内容を記録しておけば、万一の際にも状況を正確に振り返ることができ、再発防止にもつながります。また、こうした対応力は日々の勉強会や情報交換を通じて磨かれていくものです。機器の扱いや成分知識を継続的にアップデートし、お客様に安心して選ばれるサロンづくりを目指しませんか?

まとめ

幹細胞培養液は正しく扱えば、サロンの差別化メニューとして大きな武器になります。ただし幹細胞培養液の副作用リスクを軽視したまま導入してしまうと、お客様の信頼はもちろんサロンの評判そのものを損なう恐れがあります。だからこそ、次の3点は必ず押さえておきましょう。

  • ドナー(提供者)の安全性・品質管理がきちんとされているかを確認すること
  • 神経由来・脂肪由来などの特性を理解し、目的に合わせて選定・組み合わせること
  • 機器と成分の相性を理解し、自己判断での見切り発車をしないこと

こうした知識は、独学だけで完璧に身につけるのは簡単ではありません。正しい知識を得ないまま導入すること自体が最大のリスクだとも言えます。だからこそ、エレクトロポレーションに関する勉強会に参加し、成分・機器・施術設計の正しい知識を体系的に学ぶことをおすすめします。学びを土台にすれば、リスクを抑えながら安心してお客様に提供できるメニューを組み立てられます。まずは一歩踏み出し、勉強会で最新の知見に触れてみませんか?

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株式会社ETERNAL BEAUTY GLOBAL
化粧品事業部 サロン特化型コンサルタント 原田 良美(Harada Yoshimi)


現在、エステサロン向けに売上をアップさせるためのサロン特化型コンサルタントして活躍中。美容部員としてまつ毛エクステやネイル、オイルマッサージなど幅広い美容業務に携わっていた経験もあり、その経験を元にお客様の悩みやニーズに寄り添い最適な美容ソリューションを提案。

担当したサロンのほとんどが最低でも売上を20〜40%アップさせるという実力派コンサルタントとしても定評がある。サロンの成長を支えながらビジネスの成功をサポートしてくれていると多くのサロンオーナーからの支持を得ている。また日頃からクリニックやエステサロンに通い、顧客への提供する美容情報に誤りがないよう、最新情報にも積極的に学んでいる。
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